2015年度異文化コミュニケーション学部連続講演会「通訳翻訳と異文化コミュニケーション」
第1回「字幕翻訳と異文化コミュニケーション」
INFORMATION
異文化コミュニケーション学部では、異言語?異文化間コミュニケーションの仲介行為としての通訳翻訳について、学部の専門領域の視点から理解を深めていくために、2015年度に連続講演会を開催する。この連続講演会を通して、現代社会における通訳者?翻訳者の役割を議論し、グローバル化や多言語多文化共生社会の可能性と課題を新たな視点で見直す機会を提供できると考える。講演会は「通訳翻訳と異文化コミュニケーション」をテーマとし、5回にわたって行う予定である。第1回目は映画の字幕翻訳に焦点を当て、著名な海外研究者による講演と本学研究者の研究発表から成る公開講演会を企画した。
講師
マーク?ノーネス(Markus Nornes) 氏
ミシガン大学映画芸術文化学部?アジア言語文化学部教授。専門はアジア映画研究。著書にCinema Babel: Translating Global Cinema など多数。山形国際ドキュメンタリー映画祭のコーディネーターを長年務めた。
字幕翻訳者、成蹊大学非常勤講師
篠原 有子 氏
字幕翻訳者、本学中国語教育講師
秋山 珠子
本学異文化コミュニケーション学部/研究科教授
武田 珂代子
詳細情報
名称
2015年度異文化コミュニケーション学部連続講演会「通訳翻訳と異文化コミュニケーション」
第1回「字幕翻訳と異文化コミュニケーション」
第1回「字幕翻訳と異文化コミュニケーション」
内容
▼第1部 字幕翻訳研究の今(13:15~14:45)
篠原 有子 氏「日本映画の英語字幕における標準化傾向」
秋山 珠子「不自由が強いる自由 — 中国インディペンデント?ドキュメンタリー映画の字幕翻訳を通して」
武田 珂代子「映画の中の複数言語使用と通訳者」
▼第2部 招待講演(15:00~16:30)
Markus Nornes 氏
演題:Afterthoughts on “For an Abusive Subtitling”
アニメファンサブの台頭を背景にノーネス氏が1999年に発表した論文“For an Abusive Subtitling”は映画研究のみならず翻訳研究にも多大な影響を与え、翻訳学 (Translation Studies)の一分野としての視聴覚翻訳研究(Audiovisual Translation Studies)発展のきっかけともなった。その後、abusive subtitling について研究者の間で多様な解釈や議論がなされてきたが、 今回は、その概念を振り返り再考するための講演を行っていただく。TOKYO TRIBE(園子温監督)とNational Gallery (Frederick Wiseman監督)を事例とする。使用言語:英語(通訳なし)
篠原 有子 氏「日本映画の英語字幕における標準化傾向」
秋山 珠子「不自由が強いる自由 — 中国インディペンデント?ドキュメンタリー映画の字幕翻訳を通して」
武田 珂代子「映画の中の複数言語使用と通訳者」
▼第2部 招待講演(15:00~16:30)
Markus Nornes 氏
演題:Afterthoughts on “For an Abusive Subtitling”
アニメファンサブの台頭を背景にノーネス氏が1999年に発表した論文“For an Abusive Subtitling”は映画研究のみならず翻訳研究にも多大な影響を与え、翻訳学 (Translation Studies)の一分野としての視聴覚翻訳研究(Audiovisual Translation Studies)発展のきっかけともなった。その後、abusive subtitling について研究者の間で多様な解釈や議論がなされてきたが、 今回は、その概念を振り返り再考するための講演を行っていただく。TOKYO TRIBE(園子温監督)とNational Gallery (Frederick Wiseman監督)を事例とする。使用言語:英語(通訳なし)
対象者
異文化コミュニケーション学部生、本学学生?大学院生、教職員、一般
※申込不要、入場無料
※申込不要、入場無料
主催
異文化コミュニケーション学部
お問い合わせ
学部事務4課 異文化コミュニケーション学部担当
TEL:03-3985-4824